EC企業向けクラウドサービスを提供するインゲージ(大阪市北区)は10日、問い合わせ対応コミュニケーションクラウド「Re:lation」(リレーション) で、ロジレス(東京都世田谷区)が提供するネットショップの受注・在庫・出荷管理ツール「ロジレス」と機能連携したと発表した。
リレーションは、企業が行う問い合わせ対応業務の対応漏れ・ミスを「ゼロ」にし、応対品質の向上・効率化するクラウドサービス。「対応済か否かを一目で判別」「二重対応をブロック」「送信事故を防止する」機能などを備えている。
ロジレスは、受注処理・在庫管理・出荷作業など、ネットショップが日常的に行う一連の業務を効率化できるオールインワン型のクラウドサービス。ネットショップやモールから受注情報がロジレスに取込まれると、注文受付時や出荷時にメールが自動送信され、商品のピッキングや出荷作業に必要な帳票類が印刷できるため、日々のネットショップ運営を効率的に行うことができる。WMSとして在庫のロケーション管理やハンディターミナルを使った入出庫検品なども行うことが可能となっている。
これまでは、問い合わせ対応業務で、顧客情報や注文内容などの対応中の顧客情報がロジレスなど受注管理システム内に記録されている場合、ほかのシステムで見たい情報を検索するための手間がかかっていた。
このため、リレーションは2017年1月に外部システムと連携することで容易な設定でほかのシステムをすばやく呼び出すことを可能にした。この仕組みを利用することで今回、リレーションに届いたメールなどからロジレス内の顧客情報を呼び出すことができるようにした。
また、ロジレスからリレーションのタイムライン画面を呼び出すことにより、過去のメール、ツイッター、LINEや電話での問い合わせ履歴を簡単に閲覧できるようになった。