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メーカーごとの無人搬送車比較に最適、国際物流総合展

2018年9月11日 (火)

イベント数ある見どころの中でも目玉といっていいのがAI、IoT、ロボット関連の展示だろう。例えば、無人搬送車(AGV)は多くの種類が出展され、メーカーによってそれぞれの強みを活かした製品となっていたが、実際に導入を検討する際には、自社の課題にマッチした製品を選びたい。

多くは磁気テープを床面に貼ってルートを作り、そのルート上をAGVが走行するという方式で、設定の容易さはかなりのレベルだと感じた。ただ磁気テープは1メートル貼るのに1000円程度かかるケースもあり、気軽にルートを修正するにはコストが気になってしまうというのが今の段階だろう。

例えばリコーとリコーロジスティクスの展示ブースでは、2年前から販売を開始したというAGVの実演を見ることができる。同社製品の特徴は、ルート設定に用いるテープが磁気テープではなく、市販されている2センチ幅のテープであればいいという点だ。これによってルート設定の自由度は飛躍的に向上するとみられ、実際にリコーでは2工場で複数台を運用している。

現行製品はあらかじめ連結されたボックスに荷物を搭載する形だが、参考出品として出されていたのは、かご台車を切り離したり、連結したりといった動作が可能なAGVだ。デモンストレーションを見る限り、すぐにでも実用化できそうに感じた。実際には、さまざまなメーカー製のカゴ台車に対応するのが課題だ。

会場で配布されたガイドブックでは、展示マップの各ブースに「IoTやAIを活用した製品・ソリューション」であることを示すマーク(57社)が付されていた。これらのブース前にはひときわ多くの人だかりができていて、注目度の高さをうかがわせた。

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■「IoTやAIを活用した製品・ソリューション」マークが表示されていた出展企業
豊田自動織機(トヨタL&F)
三甲(三甲リース)
ナブテスコ
日本パレットレンタル
東洋電機
リコー/リコーロジスティクス
キーエンス
イーソル
インフォセンス
ローゼンソリューション
ネットロック
札幌臨海小樽・石狩地域産業活性化協議会
吉川工業
日立造船
オムロン
日本通運/日通商事
NEC
シーオス
双日
JDAソフトウェア・ジャパン
ナビタイムジャパン
シーネット
ユーピーアール
富士通
ユピテル
聖亘トランスネットワーク
CEC
セイノー情報サービス
ライナロジクス
アトムエンジニアリング
北陽電機
ワム・システム・デザイン
三菱ロジネクスト
プロロジス
村田機械
フィブイントラロジスティクス
三井不動産
ゴビ
大和ハウス工業グループ
ホクショー
日本製衝所
メインマーク
A-SAFE
アイオイ・システム
コマツ
ユーエイキャスター
マクニカ
三井物産エレクトロニクス
ニプロン
Automagi
カワダロボティクス
エイチ・シー・ネットワークス
ロジクリエイト
ITAGE
ジェピコ
ゼブラ・テクノロジーズ・ジャパン
トビー・テクノロジー