シャープ、ガイド不要な無人搬送車の受注開始

サービス・商品シャープは14日、工場・倉庫向けに走行ルートを設定するための磁気テープが不要な「ガイドレスタイプ」の無人搬送車の受注を19日から開始する、と発表した。

あらかじめ設定したルート上を、本体に搭載のセンサーで周囲の状況を確認しながら自律的に走行する。走行ルートを設定するための磁気テープが不要で、頻繁に配置変更を行う工場や倉庫で手軽にルートを変更できるのが特徴。

走行ルート上に棚や人などの障害物を検知した場合、自動的に停止するか、回避して走行する。磁気テープを併用することで、狭い通路を走行したり、決められた場所に高精度（誤差5ミリ）で停止したりすることが可能。

また、要望に応じてオプションの装着や仕様変更などのカスタマイズに応じる。例えばカゴ車搬送ユニットを装着することで、カゴ車や台車の下に潜り込み、けん引するといった利用に対応する。本体は高さ190ミリの低床タイプで、市販のカゴ車や台車への対応力が高い。