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椿本チエイン、仕分け・出荷無人化可能な新製品

2018年9月11日 (火)

サービス・商品椿本チエインは10日、チルトトレイ式仕分け装置「リニソート」の新機種として、トレイをスパイラル状に配置して省スペース化と仕分け効率を高めた新製品「リニソートS-C∞(エイト)」を開発したと発表した。

新製品は「限られたスペースで人手で行っていた小物品の自動仕分け装置を」というニーズに対応するもので「リニソートS-C(コンパクトタイプ)」(2016年発売)の1段式と2段式それぞれの長所を生かし、トレイをスパイラル状に配置して2段構造にした。

これにより、仕分け間口(シュート)を2段に配置できるため、同じ仕分け方面数であれば、コンパクトタイプ1段式に比べ30%の省スペース化を実現できるという。

仕分け能力は毎時4000個で、コンパクトタイプを2段式とした場合、作業者は上段下段を判断しながら商品投入する必要があるが、リニソートS-C∞は1ループで仕分け間口を2段構造とできるため、順番にトレイに商品を投入するだけで作業が完了する。

また用途に合わせ、ソーター用RFIDタグ自動読み取り装置やトレイ上バーコードリーダーを設置することでワーク投入作業の効率化、設備費用のコストダウンが図れる。

同社は、このリニソートS-C∞とロボット(MUJIN製)を組み合わせ、商品投入から仕分け、出荷エリアへの搬送無人化といった物流センターの庫内作業の無人化システムを提案。11日から東京ビッグサイトで開催される「国際物流総合展」に出展する。