世界最速タイプの仕分け装置、性能試験完了

話題三機工業は22日、物流向けの搬送仕分け装置「クロスベルトソータCBII」を開発し、販売を開始したと発表した。

空港手荷物や大型貨物用のクロスベルトソータ「CBI」をベースとして、物流向けに高速化やコンパクト化を図った。薄物・袋物・箱物などさまざまな荷姿の搬送物を正確に仕分けることができる。

国内最速レベルの高速走行と1カート2コンベア方式による高い仕分能力が特徴で、接触給電方式と非接触（発塵レス）給電方式の選択が可能。搬送速度は分速160メートル、仕分能力は1時間あたり最大1万2800個となっている。対応する荷物サイズは最大1000×750×700ミリ、最小150×100×10ミリで、搬送物重量は0.5-50キロ。

同社では、さらに高度な要求に対応するため、より高速な処理が可能な「世界最速クロスベルトソータCBIII」（仮称）の開発も行っている。「CBIII」については走行台車を世界最速の毎分240メートルで走行させ、一時間あたりの仕分け処理能力を最大1万6900個まで高めた形で性能試験を完了したという。