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世界最大商用車展に「ジャパンブルー」、富士運輸初出展

2018年9月20日 (木)
空白

イベント富士運輸(奈良市)は、20日から27日まで独ハノーバーで開催される世界最大の商用車展示会「IAAモーターショー2018」に、日本の運送会社として初めて出展する。

同社が展開するトラックボディの改造ブランド「セノプロ」仕様が施された10トントラック1台(車両総重量24.9トン)を展示する。トラックはすべてのカスタマイズ部品を日本メーカー製で統一し、サッカー日本代表のシンボルカラー「ジャパンブルー」で塗装。「オールジャパン仕様」と名付け、「日本らしさと日本の技術の高さ」を世界最大の展示会でアピールする。

セノプロは同社整備部門の責任者である瀬野博之氏が代表を務める架装ブランドで、瀬野氏は2008年からIAAモーターショーを視察。年々アジアのトラックメーカーによる出展が目立ってくる中、日本メーカーからの出展がないことに「忸怩(じくじ)たる思いを抱いていた」(瀬野氏)ことから、16年の訪問を機に「日本のトラックの良さを見てもらいたい」との思いで初出展を決めた。

瀬野氏が満を持してプロデュースするオールジャパン仕様の10トン車は、日本でよく見るウイングボディ仕様だが、日本の架装メーカー発祥の仕様とあって欧州では比較的珍しいという。

▲瀬野博之氏

展示車両のベースとなったのは日野プロフィア。日野は富士運輸の出展を協賛する立場から、車両の輸送費を一部負担するなどのサポートを提供した。

同社の松岡弘晃社長は「業界としても初めての取り組みとして多くの声援が寄せられた。日本にはこんなトラックが走っているということを世界の人々に知ってもらえるきっかけにしたい。これからも挑戦し続けていくつもりだ」と話している。

■展示車両の概要

車 名日野 プロフィア
型 式2PG-FW1AHG
車 型フルキャブ 低床 8×4
エンジン型式A09C-VA
最大出力279キロワット(380PS)
総排気量8.86リットル
トランスミッション7速マニュアル
全 長1199センチ
全 幅250センチ
全 高377センチ
車両総重量24,970キロ
最大積載量14,000キロ
燃料区分軽油
タイヤサイズ(フロント)245/70R19.5
タイヤサイズ(リヤ)245/70R19.5
ボディーメーカー
パブコ
仕 様
エクシオウイング

■装着部品の概要

装着部品製造・販売メーカー本社所在地
フロントグリル日野ユートラック&エンジニアリング埼玉県日高市
テールランプ小糸製作所東京都港区
ステンレス製 燃料タンク日本ボデーパーツ工業大阪市福島区
煽り補助装置日本ボデーパーツ工業大阪市福島区
LEDタイヤ灯ONOプラスチックパーツ京都府長岡京市
LEDコーナリングランプONOプラスチックパーツ京都府長岡京市
リヤカメラ&センサー三菱電機東京都千代田区
タイヤ空気圧センサーオレンジジャパン東京都江東区
チタン製マフラー角戸エンジニアリング三重県鈴鹿市
省燃費タイヤトーヨータイヤジャパン東京都千代田区
アルミホイール新日鐡住金東京都千代田区