グリーンオーク、欧州で物流施設22件取得

産業・一般英不動産投資運用会社のグリーンオークは24日、フランスとスペインで合わせて22物件、72万平方メートルの物流施設を取得したと発表した。

同社が組成したファンド「グリーンオーク・ヨーロッパファンド2」の調達資金はエクイティ・コミットメントで6億5600万ユーロ（870億円）に達していて、同社の投資余力は共同投資資本と合わせて9億ユーロ（119億円）超となっている。今回の取得は欧州の主要な物流結節点で物流施設を取得していく戦略に沿ったもの。

フランスではパリ、リヨン、マルセイユ間の南北主要物流回廊に沿った主要ハブ周辺にある20の倉庫と冷凍施設を取得し、カルフール、イージーディス、Cディスカウント、ダクサーなどのグループがテナント。スペインで取得したのは、バルセロナ、バレンシア周辺の冷凍倉庫2件で、食料品物流部門の大手スペイン企業がリースで利用している。

これらにより、グリーンオーク・ヨーロッパファンド2が欧州で保有する資産は開発中の物件を含めて180万平方メートルに達した。また、グリーンオーク全体の欧州物流施設は220万平方メートルとなった。