荷主リクシルは26日、複数の荷物の受け取りや集荷依頼ができる”IoT宅配ポスト”の販売を「スマート宅配ポスト」の商品名で10月1日から開始する、と発表した。
ポストとスマートフォンをつなぐだけでなく、すべての機器を制御する「ホームユニット」を家庭の無線LAN環境に登録し、「屋内/屋外カメラ」や「カーゲート用通信ユニット」などの機器を「ホームユニット」に登録することで、同社の「スマートエクステリア」シリーズを構成する製品として「室内からエクステリア空間まで」を見守るホームネットワークシステムとして機能する。
ポスト機能としては、荷受けの通知やカメラ機能で荷物の見守りといった機能のほか、「すでに荷物が入っている」場合に宅配会社とカメラを通じて会話しながらスマートフォンで解錠し、複数の荷物の受け取りや集荷依頼が可能になる。
これにより、宅配会社のサービスを利用することで「不在時に宅配ボックスから荷物を発送」するといった利用方法にも対応する。
宅配ボックス、ポスト、サイン、インターホンの機能を一体化した「ファンクション仕様」のほか、宅配ボックスとしての機能に特化した「ポール建て仕様」、玄関ポーチなど限られたスペースに適した「据置仕様」の3タイプを用意。宅配ポスト部分の仕様は、宅配ボックスとポストを搭載した2ウェイ型の「スマート宅配ポストTA」タイプと、宅配ボックスのみのシンプルなボックス構造の「スマート宅配ポストTB」タイプの2種類から選べる。