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スマート宅配ボックス、9割がストレス軽減

2019年9月25日 (水)

ロジスティクスLIXIL(リクシル)は24日、東京都江東区と江戸川区で進めているIoT(Internet of Things=モノのインターネット)宅配ボックスの実証プロジェクトで、再配達率が41%から16%に減少したというの中間報告を発表した。

同社は、2019年5月から江東区、江戸川区、佐川急便、日本郵便の協力のもと、モニター家庭98軒に「スマート宅配ポストTB」を設置して利用調査を行っている。7月の中間結果では、再配達率が41%から16%に減少し、宅配事業者の労働時間が141時間削減されたという。

またこの実証実験に参加したモニターの8割のユーザーが、スマートフォンで宅配ボックスの操作や荷物の状態確認などを行うIoT機能について便利さを感じていると回答。また「再配達を依頼する手間が減った」(91.8%)「必要な時に荷物が受け取れるようになった」(91.8%)「配達時に待機することが減った」(88.8%)など、設置後9割以上のユーザーにおいて宅配便の受け取りに関するストレスが改善された。

最終報告は20年春ごろに行われる予定で、リクシルでは「ユーザーや宅配事業者の周知を進め、さらなる再配達の削減と社会課題の解決に向けて貢献していきたい」としている。

▲IoT宅配ボックスに関する満足度(出所:LIXIL)