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GLP、インドの物流施設市場へ新規参入

2018年9月28日 (金)

M&AGLPは9月28日、物流・産業用不動産でインド最大手のインドスペース社と「物流エコシステム」の構築に向けて提携したと発表した。これにより、GLPはインドの物流施設市場へ新規参入する。

GLPはインドスペース社の事業パートナーとして同社事業を支援するだけでなく、同社が運用する投資事業にも共同出資する。一方、インドスペース社はGLPが持つファンドマネジメント、物流施設の開発、運営の知見、リソースのほか、グローバルな顧客ネットワークを活用し、インドでマーケットリーダーとしての競争優位性を強化する。

インドスペース社は20億米ドル(2250億円)超の運用資産を保有し、今後さらに1億2000万平方フィートの新規物流インフラ整備に取り組むため、新たな資金調達を行う。

インドスペース社、カナダ・ペンション・プラン・インベストメント・ボード(CPPIB)は2017年にジョイントベンチャーのインドスペース・コア社を設立したが、今回の提携を通じてGLPは同社に資本参加する。CPPIBはインドスペース・コア社に5億米ドル(560億円)の投資を計画しており、同社持分の過半を保有している。

GLPのミン・メイ共同創業者兼CEOは「本提携は極めて戦略的であり、両社にとって有益なものだ。インドスペース社は企業としての価値観や文化を共有できる豊富な実績を備えるパートナー。本提携により、いまだ成長途上にあり、急速に近代化が進むインドの物流業界で、GLPは迅速な投資プラットフォームの構築と同時に、物流エコシステムのの普及を実現していく」と話している。