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ライオンとPALTAC、パレット移動情報を電子管理

2018年10月24日 (水)

サービス・商品日本パレットレンタル(JPR、東京都千代田区)は24日、ライオンとPALTAC(パルタック)が、両社の主要な物流拠点でパレット移動情報の電子化サービスを全面導入し、11月から運用を開始すると発表した。

レンタルパレットの受払いは主に紙伝票で管理が行われているが、伝票の管理や保管業務、入力漏れなどによる未照合データの確認作業などに業務負荷が発生していたため、JPRは4月からレンタルパレットサービスで使われる複写式パレット伝票の電子化サービスを開始。8月からライオン、PALTACで導入に向けた実証実験を行っていた。

実験の結果、作業負荷を軽減する効果が得られたとして、日用品業界で初めてQRコードを使用した電子受払いをメーカー・卸売間のサプライチェーン上で全面的に導入することが決定した。

これにより、伝票のペーパーレス化を実現するとともに、とデータを即時に共有できる効果が見込める。紙伝票による運用では、内容に不備があった場合、確認作業に時間がかかっていたが、伝票の電子化でパレットの入出荷が即時に確定されるため、データのリアルタイム性が向上。関係する会社間で情報を共有できるようになる。

ライオン、PALTACの両社は今後、レンタルパレットの自動発注やパレット在庫の可視化、空パレット回収の効率化に取り組み、将来的にはRFID付きレンタルパレットを活用した「積載商品情報の検品作業の自動化」や追跡可能なサービスの導入も視野に入れる。