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エプソン、可搬重量10キロ対応の産業スカラロボット

2018年11月15日 (木)

サービス・商品エプソンは15日、産業用スカラロボット(水平多関節ロボット)「LSシリーズ」の新商品として、可搬重量10キロに対応した「LS10」を、同日から受注開始したと発表した。

現在発売中の可搬重量3キロ対応「LS3」、6キロ対応「LS6」、20キロ対応「LS20」にLS10を加え、ラインアップを拡充した。

新商品は、複雑なハンドでの高可搬対応も可能で、電気・電子部品や自動車部品メーカーなどでの部品の搬送や組み立て用途として利用できる。また、アーム長は600ミリ・700ミリ・800ミリ、Z軸長は200ミリ・300ミリの各モデルを用意し、作業スペースや用途に応じて選ぶことができる。

また、モーターユニットのバッテリーレス化を実現した。従来のLSシリーズは、モーターの原点位置情報を記憶するため、バッテリーを使用していたが、今回バッテリーレス化により、メンテナンス時間や装置のダウンタイムが減少でき、バッテリー交換費用も不要になった。

ロボット本体に搭載されているユーザープレートに、カメラケーブルを接続できるLANポートを配置し、モバイルカメラの設置性を改善した。さらにロボットとコントローラー間を接続する「M/Cケーブル」はロボット本体とは固定の爪付のコネクターで、M/Cケーブルを固定する板金はつまみねじで固定されているため、工具なしで着脱ができ、ロボットの設置・交換が容易に行える。

また、LS10用に新たにロボット専用コントローラーも用意し、利便性を高めた。標準価格は135万円(税抜)から。