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TSI、物流のロボット化でプロロジス・アッカなどと提携

2018年12月3日 (月)

M&Aアッカ・インターナショナル、プロロジス、TSIホールディングスは3日、物流分野へのロボットの活用で提携すると発表した。

TSIHD傘下のTSI・プロダクション・ネットワークが、プロロジス保有の物流施設でアッカ・インターナショナルのロボット運用ノウハウを活用していくことにしたもので、TSIの物流を「熟知している」(TSIHD)という水岩グループの物流企画会社、エムジェイファンクション(東京都江東区)を含めた4社の枠組みで、物流へのロボット活用を進めていく。

国内貨物量の増加や人手不足などで「インフラを抜本的に改革する必要性が高い」として、TSI・プロダクション・ネットワークが企業活動や業務の流れを分析・最適化するBPRの一環に位置づけ、物流業務のロボット化による業務の安定化と省人化に着手する。

アッカはアパレルECに強みを持ち、昨年から千葉ニュータウンの物流施設「プロロジスパーク千葉ニュータウン」でピッキングロボット「Geek+」(ギークプラス)を国内初導入。同施設にTSIグループのファッションブランド「ローズバッド」の商品を移管し、EC商品とリアル店舗商品の物流にアッカの持つロボット物流のノウハウを活用する。リアル店舗向け商品の業務管理システムやロボット運用連携で重要なシステムについては、エムジェイファンクションのノウハウを活用して構築する。

まずは12月3日からローズバッドの2019年春物商材にロボット物流を適用し、19年春頃をメドにローズバッドにおけるロボット物流の本格運用を開始する。

TSIグループでは、プロロジスが保有する成田の施設も使用していて、同施設でもプロロジスを物流戦略のプロジェクトパートナーとして起用する考えで、RFIDなどの先進技術を活用することも検討している。