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シベリア鉄道「護衛料」問題、ロシアに改善申入れへ

2012年6月7日 (木)

行政・団体シベリア鉄道を利用する日系荷主・物流企業などが「護衛料」と称して正規運賃以外の高額料金を要求されている問題で、11日に行われる国土交通省とロシア運輸省との次官級会合の際、日本側が改善検討を申し入れることが7日分かった。

 

護衛料はシベリア鉄道の民営化が本格化した直後の2003年頃から導入されたとみられ、20フィートコンテナ1個に対し、1キロメートルごとに0.7ルーブル(1.7円)程度を要求されていた可能性があるという。シベリア鉄道を中心としたモスクワ・ウラジオストク間は全長9297キロメートル。

 

護衛料についてはこれまでもロシアに進出しているメーカーなどから「価格競争力を阻害する」などとして問題視されていたが、7日枝野幸男経済産業相がロシアのベロウソフ経済発展相との二国間協議の際に、この問題を取り上げて抗議したことから、国交省でも改善を申し入れることにした模様。