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日ロ運輸当局、鉄道コンテナ輸送で協力覚書

2019年5月29日 (水)

ロジスティクス国土交通省は29日、日本・ロシア・欧州を結ぶ鉄道コンテナ輸送でロシア運輸省、ロシア鉄道、日本トランスシベリヤ複合輸送業者協会と協力覚書を交わしたと発表した。

これにより、日露欧間の貨物輸送でシベリア鉄道の利用を促進するため、ロシア国内の規制や手続きの見直し、サービスの改善、広報などの分野で協力していく。

国交省は、シベリア鉄道の利便性を高めて海上輸送、航空輸送に並ぶ「第3の輸送手段の選択肢」となるよう、ロシア運輸省、ロシア鉄道と協力して利用促進に取り組んできた。2018年度には、日露間のシベリア鉄道を用いた貨物輸送の実証事業を行い、利用促進に向けた課題を現場レベルで検証。19年度には、日欧間に範囲を拡大して貨物輸送の実証事業を行うことにしている。

具体的には、港湾などの貨物処理手続き改善、鉄道輸送サービスの改善、通関手続きなどの合理化、シベリア鉄道に関連する情報の周知などで協力する。