国交省、シベリア鉄道の貨物実証事業で参加者募集

国際国土交通省は22日、シベリア鉄道による貨物輸送の利用促進に向けた実証事業の参加者を募集すると発表した。

国交省では、ロシア鉄道と協力して海上輸送、航空輸送に続く第3の輸送手段の選択肢として、シベリア鉄道の利用促進に取り組んでおり、これまでにコンテナ1本を輸送する実証事業を実施してきたが、「さらに踏み込んだ形で利用促進に向けた課題を検証」（国交省）するため、日欧間のブロックトレイン（1編成借上げ列車）で貨物輸送を行う。

具体的には、発地を日本、着地をロシアの西側に位置する欧州諸国とし、輸送手段の一部にウラジオストク発のシベリア鉄道のブロックトレインを利用してドライコンテナ貨物の輸送を実証する。募集期限は8月21日。