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阪神国際港湾、シハヌークビル港湾公社の株式取得

2018年12月26日 (水)

国際 国土交通省は26日、阪神港(大阪港・神戸港)を運営する阪神国際港湾がカンボジアで唯一の大水深港「シハヌークビル港」の管理・運営を行う「シハヌークビル港湾公社」の株式2.5%(議決権ベース)を取得した、と発表した。8月31日施行の海外インフラ展開法に基づく初の出資案件。

シハヌークビル港湾公社の株式は国際協力機構(JICA)から取得した。日本の民間企業による海外展開を促すため、同法は独立行政法人等が海外業務を行うことを規定していて、港湾分野では国際戦略港湾運営会社(横浜川崎国際港湾と阪神国際港湾)が「海外の港湾の運営などを行う」としている。

シハヌークビル港は日本がODAなどで長年にわたって支援を継続し、日本企業による同公社への出資や、公社が運営するSEZ(経済特区)への進出なども行われていることから、国交省では「阪神港を運営する阪神国際港湾がPAS(シハヌークビル港湾公社)の株式を取得することで、本邦企業のさらなる海外展開の促進が期待される」としている。