財務・人事共栄タンカーは18日、連結子会社のKyoei Tanker Singapore(KTS)が保有する油送船「Challenge Procyon」(チャレンジ・プロキオン)の譲渡契約が終了したと発表した。
同船は3月21日にメキシコで貨物の荷揚げを完了した後、現地当局から出港許可が下りず停泊を続けている。KTSは当局との協議や司法手続きを通じて出港許可の取得を試みたが、見通しが立たず、譲渡契約の延長期限である8月17日までに譲渡を完了できなかった。このため、契約に基づき同日をもって契約は終了した。
一方、KTSは現地弁護士と連携し、当局や裁判所を通じて出港許可を求める方針を継続している。契約は終了したものの、譲渡自体を断念する姿勢は示していない。
共栄タンカーは、1日に公表した業績予想修正の際に船舶売却益を取り下げており、今回の契約終了による2026年3月期業績予想への変更はないとしている。
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