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大和ハウス、九州工場で系統用蓄電所の実証開始

2025年8月18日 (月)

拠点・施設大和ハウス工業は18日、福岡県鞍手町の九州工場敷地内で、同社初となる系統用蓄電所の建設に着手したと発表した。施設名称は「DREAM Storage Battery福岡鞍手系統用蓄電所」で、事業化に向けた実証実験を開始する。

▲「DREAM Storage Battery福岡鞍手系統用蓄電所」(出所:大和ハウス工業)

計画では、ことし12月に出力1.9メガワット・蓄電容量9.8メガワット時の蓄電池4台を設置し、電力会社の工事を経て2026年7月頃の稼働を見込む。設置場所は工場内のテニスコート跡地で、敷地面積は530平方メートル。蓄電池はパワーエックス製のリン酸鉄リチウムイオン電池を採用する。

再生可能エネルギーの普及に伴い、発電量が天候などに左右されることから、需給調整に向けた系統用蓄電所の重要性は高まっている。日本電機工業会によれば、24年度の国内出荷容量は8ギガワット時と過去10年で83倍に拡大し、市場拡大が進んでいる。

この取り組みは経済産業省・資源エネルギー庁の補助金事業に採択されている。大和ハウスは発電所の設計・施工や発電・売電に加え、蓄電池事業にも参入することでエネルギーソリューションを拡充し、需給安定と環境負荷低減への貢献を目指す。

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