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中規模以上のEC事業者向け、シッピーノが開発

自社システムとアマゾン連携自動化、今日から提供

2019年4月2日 (火)

サービス・商品中規模以上のECサイト運営事業者が抱える課題の一つに、自社の基幹システムとアマゾンに商品を出品するための接続システム(アマゾン・マーケットプレイス・ウェブサービス=アマゾンMWS)が行う「仕様変更」に追いつく余力を持ちにくいというものがある。

シッピーノ(神奈川県茅ヶ崎市)は2日、こうしたアマゾンに出品する中規模以上のECサイト運営事業者向けに、独自の基幹システムとアマゾンMWSを連携するシステム開発サービスの提供を開始した。

このサービスを利用することで、自社基幹システムによるアマゾンの受注情報の取り込みや、自社倉庫の在庫情報をアマゾンに自動反映する――などの販売・在庫管理データを自動的にやり取りできるようになる。

同社が新サービスの提供に乗り出すのは、独自の基幹システムを導入している中規模以上の事業者が、他社が提供している「個別カスタマイズを行わないSaaS形態の業務効率化サービス」と技術的な連携が難しく、アマゾンの接続プログラム(API)の仕様変更に追随するためのリソースが不十分になりがちという課題を抱えているのが背景にある。

シッピーノでは、アマゾンMWSを通じて「フルフィルメントbyアマゾン」(FBA)の在庫情報と連携し、FBAの出荷依頼を自動化するなどのサービス「シッピーノ」を運営しているが、ここで得たノウハウをもとに、事業者の基幹システムとアマゾンMWSを連携するシステムを構築したのだという。

▲シッピーノが提供を開始した「連携システム」のイメージ

案件ごとに工数が異なるため導入件数の目標は定めていないが、自社システムとの連携を課題視する事業者も少なくないとみられるため、今後はアマゾンへの出品事業者をターゲットに需要の掘り起こしを進めていく。

シッピーノのお問い合わせ先
フリーダイヤル:0120-948-139
問合せフォーム:https://www.shippinno.net/inquiry.html