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佐川・JR北海道、貨客混載(稚内-幌延)運用開始

2019年4月11日 (木)

M&A佐川急便は11日、北海道旅客鉄道と貨客混載事業を4月18日から開始する、と発表した。同社は北海道内の集配効率を上げるために、荷物を旅客列車で輸送する貨客混載事業を協働で行いたい意向があり、JR北海道としても、列車を有効活用して収入に繋げたい意向があったことから、宗谷線(稚内駅-幌延駅間)の旅客列車を利用して宅配便を運ぶ、新たな貨客混載事業を開始するに至った。

輸送列車は宗谷線(稚内駅-幌延駅間)の1往復で、平日のみ運行される。佐川急便稚内営業所の担当者が、幌延町で1日に配達する荷物を入れた専用ボックスを稚内駅に持ち込み、稚内駅から幌延駅までは列車で輸送。幌延駅で幌延町の配送担当者が専用ボックスを列車内から取り降し、地域に配達する。幌延町の配送は18年12月から乗用タクシーの貨客混載事業による宅配委託を受けた天塩ハイヤー(北海道天塩町)が行う。

▲稚内から幌延への運用イメージ(出所:佐川急便)

▲幌延から稚内への運用イメージ(出所:佐川急便)

▲天塩ハイヤーの貨客混載事業による宅配委託イメージ(抜粋:18年12月佐川急便)

事業概要
事業開始日:2019年4月18日
事業区間:宗谷線稚内駅-幌延駅間(片道60キロメートル)
輸送列車:往路4326D列車(稚内駅 10時27分発-幌延駅11時34分着)復路4325D列車(幌延駅10時56分発-稚内駅12時8分着)