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佐川、JR北との貨客混載で物効法認定取得

2019年5月13日 (月)

認証・表彰佐川急便は10日、宅配貨物を対象に鉄道とタクシーを組み合わせたJR北海道との貨客混載事例が、国土交通省から物流総合効率化法(物効法)に基づく総合効率化計画の認定を受けた、と発表した。同社が物効法認定を受けたのは今回で8事例目。一部既報。

佐川急便とJR北海道は、4月18日から宗谷線稚内駅-幌延駅間(片道60キロ)で旅客列車を利用して宅配便を運ぶ、新たな貨客混載事業を開始。これに先立つ4月16日付で認定を受けた。

▲佐川急便とJR北海道による貨客混載事業

「稚内駅→幌延駅」では、佐川急便稚内営業所のセールスドライバーが、天塩郡幌延町で1日に配達する荷物を入れた専用ボックスを稚内駅に持ち込み、列車内に積み込んで稚内駅から幌延駅まで運ぶと、幌延駅で幌延町の配送委託事業者が専用ボックスを列車内から降ろす。

「幌延駅→稚内駅間」では空になった専用ボックスを幌延町の配送委託事業者が幌延駅から稚内駅に向かう列車の車内に積み込み、稚内駅で佐川急便稚内営業所のセールスドライバーが専用ボックスを列車内から降ろし、営業所に持ち帰る。

この取り組みにより、トラック単体で輸送した場合と比べたCO2排出量は83.6%少なくてすむほか、ドライバーの運転時間も34%短縮されるという。

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