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全ト協、逆走事案受けドライバー指導の徹底周知

2019年4月16日 (火)

ロジスティクス全日本トラック協会は15日、全国の都道府県トラック協会に対し、会員運送会社にドライバーへの指導監督の徹底を周知するよう要請した。

4月5日に東京都足立区で乗合バスが一時的ながら反対車線を逆走する事案が発生したことを受け、国土交通省が全ト協に会員運送会社への周知を徹底するよう求めたことに沿ったもの。

乗合バスの事案では、交差点手前から発生していた渋滞に遭遇した乗合バスの運転者が、運行が遅れて次のバス停留所の発車時刻に間に合わなくなることを懸念し、なるべく早く交差点を右折しようとして、一時的に反対車線を逆走したもの。

現在も詳細な調査が続いているが、国交省では「自動車運送事業では輸送の安全の確保が適確な事業遂行の大前提」「利用者利便の増進を図るあまり輸送の安全がおろそかにされるようなことは厳に回避する必要がある」などとして、「自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う一般的な指導及び監督の実施マニュアル」を確実に理解させるよう求めている。