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東北の輸入超過幅3割拡大、原油・石炭が伸びけん引

2019年4月18日 (木)

国内横浜税関が発表した2018年の東北6県の貿易概況(確定値)によると、輸出入の差し引き額は1兆1473億円の輸入超過となった。輸入の超過幅は前年から29.5%拡大した。

輸出は石油製品が減少した一方、医薬品が3.4倍の高い伸びを示し、有機化合物も6割以上増えたことで、前年実績を10.2%上回る7810億円となった。中国(19.3%増)、英国(93.1%増)向けの伸びが大きかった。オランダ向けは63.9%減少した。

輸入は1兆9283億円(20.9%増)で、輸出とともに2年連続の増加。半導体などの電子部品(16.6%減)が減少したものの、原油・粗油が24.6%増、石炭が20.3%増など、エネルギー資源の伸びが目立った。相手国はアラブ首長国連邦からの輸入が19%減少し、オーストラリア(27.1%増)、米国(32.3%増)などが増加した。