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楽天リサーチ調べ、海外ネット通販「物流面が足かせ」

2010年8月27日 (金)

話題海外インターネット通販サイトを利用するうえでの懸念点(出典:楽天リサーチ)楽天リサーチは26日、海外のインターネット通販サイト利用に関するインターネット調査の結果を公表した。海外ネット通販サイトの利用経験者は全体の15%弱にとどまり、送料、関税、到着までの時間など物流面が足かせとなっていることが分かった。

 

調査は6、7日の2日間、楽天リサーチ登録モニターの中から、全国の20-69歳の男女のうち、国内のインターネット通販サイト利用者1000人を対象に実施したもの。

 

調査結果によると、海外ネット通販利用経験者は14.2%で、過去の利用経験にかかわらず「今後利用したい」と回答したのは35.8%となった。

 

海外ネット通販で購入したことがあるものは、「ファッション」が25.4%でトップとなり、国内ネット通販で最も多い「食品・飲料」との違いが表れる結果となった。

 

1回あたりの購入金額は、国内ネット通販では5000円以下が半数を超えているのに対し、海外ネット通販は5000円以上2万円未満が60.4%と最も多く、加重平均も1万574円と国内よりも4141円高かった。

 

海外ネット通販を「利用する理由」は、「日本で入手できない商品が購入できる」の81.0%で最多となり、続いて「価格が安い」(64.1%)となった。

 

逆に、海外ネット通販に対する懸念として最も多かったのが「送料」で69.7%に上り、続いて「関税」(40.8%)、「到着までの時間」(35.2%)と、物流面での不安が障害となっていることをうかがわせた。また、「保証」(33.1%)、「セキュリティ」(28.9%)も3割前後となり、「安心して買い物できる環境整備」が課題となっていることが浮き彫りになった。

 

■詳細な調査レポートは下記URLを参照。
http://research.rakuten.co.jp/report/20100826/