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明電舎、積載250キロのスラム誘導AGV初納入

2019年4月25日 (木)

サービス・商品明電舎(東京都品川区)は24日、センサーなどで周囲のマップを生成しながら自律走行する最大積載重量250キロタイプの無人搬送車(AGV)2台を、初めて自動車部品メーカーに納入したと発表した。

納入したのは「SLAM誘導」タイプのAGVで、SLAM誘導、磁気誘導、レーザー誘導のいずれにも対応した走行が可能。これにより走行場所や状況に合わせて誘導方法を切り替え、床面などに走行路を設定しなくても高い制度で無人搬送できるのが特徴だ。

▲最大積載重量250キロタイプの無人搬送車(AGV)

 

コンベアなどへの荷物の受け渡しなどが発生する生産現場では、停止精度が特に必要とされる機能で、これまでは積載重量6トンの大型無人搬送車をSLAM誘導に対応させてきたものの、小物搬送のニーズが高まっていることを受け、最大積載重量250キロで「その場旋回」(スピンターン)や全方位走行、複雑なルート・狭い通路で運用できるタイプを開発した。

2018年10月から明電舎沼津事業所の電子機器製造工場にマルチセンシング機能を搭載した小型SLAM誘導タイプ無人搬送車を試験導入し、実証試験で信頼性を高めた上で製品化に踏み切ったという。