サービス・商品明電舎は20日、ファナック製のアーム型協働ロボットを搭載した無人搬送車「RocoMo-V」(ロコモブイ)の販売を開始した、と発表した。
同製品は可搬質量14キロのロボットを搭載しているが、幅は70.4センチとコンパクトで、狭い通路の走行が可能。自律誘導に対応しているため、レイアウト変更の障害となる磁気テープなどの誘導ガイドは不要で、レーザー誘導方式と自己位置を推定して走行する方式を切り替えて使用することができる。
また、ロボットとロボット制御装置には標準仕様機器を採用し、専用の制御装置などは不要。電力供給は無人搬送車の内蔵バッテリーから行い、1度の自動充電でロボット動作を含め24時間稼働する。
同社は、多品種少量生産の現場で稼働している固定式ロボットの稼動率が上がらないことを課題と捉え、ロボットを無人搬送機に搭載して移動させることを発案したという。
■無人搬送機とロボットの仕様