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竹田印刷、印刷需要減受けロジ事業への転換加速

2019年5月9日 (木)

荷主竹田印刷が、新たな柱となる事業としてロジスティクスモデルへの転換を加速させている。

紙媒体向けを中心とした印刷需要の減退を受け、同社は関東に展開していた鳩ヶ谷(埼玉県鳩ヶ谷市)・越谷(同県越谷市)の印刷拠点2工場を越谷へ集約した一方、数年前に愛知県小牧市で立ち上げた販促物などのロジスティクス事業が好調なことから、遊休施設となっていた鳩ヶ谷工場を2018年4月にロジスティクス事業向け拠点へ転換。

強みとする印刷を絡めた販促物や印刷物の保管、発送代行など、新たな注力事業としてロジスティクスを首都圏で展開する体制を整えた。

こうした事業環境の変化に合わせ、同社は越谷、鳩ヶ谷と営業拠点の上中里(東京都北区)の関東3拠点で建物や生産設備などの資産価値を見直し、実態価値と合わせる形で9.3億円を減損損失として19年3月期の特別損失に計上すると5月8日に発表。同期の最終損益予想を4.5億円の黒字から8.2億円の赤字へと下方修正した。