ロジスティクスSBSホールディングスが10日発表した1−3月期連結決算は、2018年8月にグループ入りしたSBSリコーロジスティクスの業績が寄与したことに加え、所有物流不動産の流動化収益を計上したことで、売上高は646億2800万円(前年同期比73.7%増)、営業利益は38億3700万円(3.2倍増)と大幅な増収増益の滑り出しとなった。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)19/12/1Q | 18/12/通期 | 18/12/3Q | 18/12/中間 | |
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売上高 | 64,628 [73.7%] | 203,516 [33.1%] | 136,018 [21.5%] | 77,178 [7.5%] |
営業利益 | 3,837 [320.7%] | 8,240 [32.2%] | 3,554 [-15.4%] | 2,337 [34%] |
最終利益 | 2,256 [345.8%] | 4,409 [-0.8%] | 1,847 [-37.4%] | 1,221 [-13.8%] |
売上高営業利益率 | 5.9% | 4.0% | 2.6% | 3.0% |
主力の物流事業部門は、既存荷主との取引で料金の適正化が進み、「高い物流機能」を求める新規荷主の取り込みも成果を上げたほか、即日配送事業で拡大するECに対応したことで業績が堅調に推移。これにSBSリコーロジスティクスの業績が加わったことで、売上高570億1700万円(63.7%増)、営業利益11億4200万円(2.2倍増)と躍進した。
今後はグループ内で倉庫や車両の相互利用を進め、国内外の拠点統廃合や人材交流にも取り組むことで、M&A効果の創出を狙う。通期は売上高2500億円(22.8%増)、営業利益90億円(9.2%増)、最終利益48億円(8.9%増)を見込む。