プロロジス、日本進出20年機に財団設立

環境・CSR物流施設開発を手がけるプロロジス（東京都千代田区）は15日、日本で事業活動を開始して20年を迎えたのを機に「プロロジス財団」の設立と、物流業界で将来活躍できる人材育成に取り組む「プロロジスアカデミー」の開講を発表した。

財団は今後、福祉・災害復興・教育・環境分野を中心に社会的な課題の解決に向けた出資・社会貢献、従業員が寄付を行った非営利団体への基金からのマッチングギフトなどの活動を想定。児童養護施設から社会に出る子どもたちへの支援、物流関連学部の大学・大学院生・研究者への支援、プロロジスが物流施設を運営する地域・市町村での環境保護活動、地域の「子ども食堂」への支援などを計画している。

プロロジスアカデミーでは、座学プログラムだけでなくディスカッション、交流の時間を設け「参加者同士が物流の未来語り合い、切磋琢磨する場」となることを目指す。来春にも、まずはプロロジスの物流施設を利用している企業の若手人材向けに開講し、将来的には公募プログラムとして門戸を開放する。