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神戸製鋼、「KOBEMAG」需要拡大で委託生産へ転換

2019年5月23日 (木)

荷主神戸製鋼所は23日、アルミニウムとマグネシウムの合金高耐食めっき鋼板の委託生産を2019年度から開始したと発表した。従来は日鉄日新製鋼が製造した製品を自社ブランドで販売してきたが、販売量が増加してきたことを受け、OEM販売から委託生産へ切り替えることで、数量上限を従来の年間8万トンから16万トンへ引き上げる。

この製品は「KOBEMAG」のブランドで17年度から販売を開始し、太陽光発電架台、土木・建築部材を中心に電機関連へも受注を拡大。自社建築物件への積極的な採用をスタートしているほか、建築構造部材への採用に必要な国土交通省の大臣認定も夏頃の取得に向けて活動している。

今後は自社内で一貫生産できる体制を目指し、さらに受注量を拡大していく計画で、必要となる技術・設備導入も本格的な検討に入っているという。