話題堀場製作所(京都市南区)は、12月20日に車載装置の販売を終了し、自動車運行管理システム事業から撤退する。
同社は1980年台初頭からデジタルタコグラフ、ドライブレコーダーの開発と販売をスタート。2013年には、データをクラウドシステム「ホリバフリートリンケージ」に伝送し、車両の運行データを一括管理・運用できるシステムを他社に先駆けて開発、提供してきた。
その後、国内ではドライブレコーダーなどの車載装置が普及したが、メーカーにとっては「差別化が困難になってきた」ことから、将来の見通しなどを判断し、デジタルタコグラフ、ドライブレコーダーの販売、クラウドシステムサービスの終了を決めた。
販売終了後は23年12月20日までアフターサービスを続け、24年12月20日にクラウドシステムサービスの運用を終了し、事業撤退を完了する。同社は「このようなクラウドシステムサービスなどに関する開発・運用の経験を今後の新たな製品やサービスに生かしていく」としている。