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ブロッコリーの出荷量予測モデル構築、NTTデータ

2019年6月6日 (木)

国内NTTデータとJSOLは6日、香川県農業協同組合(JA香川県)や香川県などと共同で香川県スマート農業技術推進連絡協議会を設立し、NTTデータの営農支援プラットフォーム「あい作」を使って農作物の出荷予測モデルの構築を目指す、と発表した。

品種ごとの栽培記録・地域ごとの気象情報・出荷管理データを分析し、地域全体で精度の高い出荷計画策定に向け、実証を進める。まずは、香川県内のブロッコリーで出荷量の予測モデルを構築し、段階的に県内の他品目にも展開を見込む。

出荷予測モデルは、JA香川県や香川県、農業現場の知見・データをあい作上に蓄積し、ITとモデル構築技術を使って実用的な出荷予測を行う。農業現場で新たな設備投資などを必要とせず、負担なく取得可能な生育状況や、累積気温などのデータから出荷時期に影響を与える要因を分析し、出荷予測モデルを構築する。

栽培履歴データや出荷実績データなどを分析するため、JA香川県、香川県農業試験場にデータを提供するなどして「現場で使える出荷予測モデル」を目指す。

今後、NTTデータとJSOLは他地域の顧客の利用を目指し、生産計画作成から栽培記録の確認、承認までの業務を対象とするあい作のオプション機能として、出荷予測機能も展開する。