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JSOLなど3社、農業データ管理モデルの高度化で協業

2015年7月8日 (水)

サービス・商品JSOLは8日、サラダボウル、フューチャアグリと3社共同で、農業生産者向けデータマネージメントモデルの高度化に取り組むことで合意したと発表した。

農業分野に存在するデータは収益改善につながらないとして整備が進まず、データマネージメントも研究の域を出ないものが多かったが、3社が保有するマネージメントロジックやノウハウを組み合わせることで、新たな営農手法を設計・開発し、農業を成長分野とするためのデータ整備を進めることにした。

サラダボウルは、自らが経営管理の中核企業となり、200社を超える生産者と共同でモデルの検定・改善を進め、全体で20%の収益改善を目指す。また、データマネージメントモデルの発展型として、国内外に流通する生産者主体のサプライチェーン構想を計画している。

フューチャアグリは、データマネージメントモデルと連動したセンシング、機械化の開発を行い、従来の10分の1以下のコストで生産管理システムを普及させる。JSOLは保有する予測ロジックを提供するとともに、共同利用型のインフラサービスを受託開発する。

プロジェクトで開発するシステムは、オープンイノベーションプラットフォームとして広く企業・研究機関へ開放する計画。