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岡山労働局、運送業労災撲滅キックオフ集会に150人

2019年6月25日 (火)

ロジスティクス岡山労働局は24日、トラック運送業労災撲滅運動のキックオフ集会が岡山県トラック総合研修会館で20日に開催され、トラック運送事業関係者150人が参加したと発表した。

千葉登志雄労働局長と陸上貨物運送事業労働災害防止協会岡山県支部の遠藤俊夫支部長の開会あいさつ後、参加者は岡山労働局による「陸上貨物運送業における労働災害の発生状況」と「労働時間法制度」の講習を受講。「先進的な取組みを行っている事業者による事例発表」で、岡山スイキュウの福森琢磨氏(経営改革推進室室長代理)が自社の取り組みを説明した。

福森氏は、トラック協会などが作成したテキスト・資料を活用したロールボックスパレット作業の教育計画、作業手順・KYTの映像化、パワーゲートを用いた荷役作業の社内コンテストによる職場環境の醸成などを紹介。

その後、陸上貨物運送事業労働災害防止協会の堀野弘志安全管理士が「高年齢労働者に対する安全・健康教育」と題する特別講演を行い、高年齢化するトラックドライバー対策として、加齢による心身機能の変化とその変化に対応した安全、健康確保のための必要な配慮について説明した。

続いて、岡山運輸支局の増村健太運輸企画専門官による「ホワイト物流」の講習を実施。最後に、安全宣言案が読み上げられ、拍手をもって採択された。

トラック運送業労災撲滅運動は年内いっぱい続けられ、トラック運送事業者に対するパトロールの実施、労働基準監督署単位での研修会の開催などが予定されている。