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ドローン用"空の道"構築へ新たなアプローチ

トルビズオン、「上空シェアリング」でセイノーと連携

2019年6月27日 (木)

話題土地所有者とドローンユーザーをつなぎ、合意を形成した上で安心なドローン飛行を支援する”上空シェアリング”サービス「sora:share」(ソラシェア)に取り組むベンチャー企業、トルビズオン(福岡市中央区)は27日、セイノーホールディングスと連携し、傘下の九州西濃運輸(博多区)、モエ・アグリファーム(熊本県錦町)の拠点をサービスに登録すると発表した。

同社が手がける上空シェアリングサービスは、土地所有者とドローンユーザーをつなぐプラットフォームを構築し、登録した両者をマッチングさせてドローン飛行を支援するもので、ドローン飛行のための空中利用の予約・販売から管理までのすべてを請け負う。

ドローンの「操縦訓練」のために利用可能な空域として、九州西濃運輸とモエ・アグリファームの拠点上空を登録。「まずは上空を点で抑え、将来的には点から線、線から面へと上空を飛行可能にする」ことで、ドローン物流への道を開きたい考え。

すでに東京ドーム3.5個分におよぶモエ・アグリファームの農地の一部が登録済みとなっていて、今後は段階的に九州西濃の拠点も登録する。ドローンユーザーは、ソラシェアを通じて利用料金を支払うことで、これらの空域を利用できるようになる。

また、九州西濃運輸は空き会議室などを使用してドローンスクールを開催し、ドローンユーザーへの全面的なサポートを、モエ・アグリファームは農作物の転作で空いている農地といったアセットの有効活用を行う。