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アサヒビール、2020大会で大型トラック3割超削減

2019年6月27日 (木)

ロジスティクスアサヒビールは26日、東京2020大会開催期間中に1都4県のピーク時間帯の交通混雑を緩和するため、大型トラック台数を3割以上減らす取り組みを行うと発表した。

大会が開催される2020年7月24日から8月9日、8月25日から9月6日は、観客や訪日外国人が首都圏に集中する見込みで、ビール類の出荷量も最盛期を迎え、商品輸送のためのトラック台数が年間を通じて最大規模となる。

東京2020組織委員会は「何も対策を行わなかった場合、首都高速道路の渋滞は現況の2倍近くまで悪化する」と想定し、企業にテレワークや時差出勤制度を整備して人の移動を減らしたり、配送時間やルートを変えて物流を抑制したりすることなどを求めている。

そこで、同社は東京港で受け入れている麦芽などの一部やワインの輸入時期を前倒しするほか、ワイン受入港を東京港以外へ変更する取り組みで6%(1日9台分)を削減。

東京港から茨城工場へ搬入している麦芽などの原材料、茨城・神奈川の工場から都内配送センターへの転送、混雑が見込まれるエリア内の取引先への配送――をピーク時間帯以外へ変更することで、29%(42台分)の分散を図る。