アサヒビール、工場-貨物駅間でトラック直通運行可能に

フードアサヒビールは24日、アサヒビール吹田工場（大阪府吹田市）からJR吹田貨物ターミナル駅専用道路へのトラックの直通運行が可能となるアサヒビール専用ゲート「吹田工場JR門」を設置すると発表した。同日から運用を開始する。

アサヒビール吹田工場からJR吹田貨物ターミナル駅間を運行するトラックは、公道を経由する必要があり、交通量の増大が課題となっていた。今回、吹田市とJR貨物の協力により、吹田工場JR門を設置することで、年間2万台のトラックが公道を経由せずに直通運行することが可能となる。

従来の片道9.5キロの走行距離は1.5キロに短縮されるほか、コンテナをけん引できるように改良した電気けん引車や、圧縮天然ガス（CNG）大型トラックを一部使用し、環境負荷低減を図る。今回の取り組みにより、年間のCO2排出量は従来の6分の1となり、200トン削減できる見込み。