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米中貿易摩擦で化学関連品が大幅減送、JR貨物・5月

2019年7月17日 (水)

調査・データJR貨物がこのほど発表した5月の輸送動向によると、コンテナが163.8万トン(前年同月比4.3%減)、車扱が56.5万トン(5.2%減)の合わせて220.4万トンで4.5%の減送となった。

コンテナは、関東内の建設発生土輸送などエコ関連物資と販売好調な自動車部品が前年を上回った一方で、米中貿易摩擦による中国向け需要の低下から化学工業品と化学薬品が大幅に減送となったほか、九州向け飲料、関東向け紙・パルプ、北陸発関西・九州向け民間流通米などが減送となり、11品目のうち9品目が前年を下回る結果となった。

車扱は、天候不順により行楽需要が伸びず石油が減送となったほか、工場の設備不具合の影響を受けた石灰石が減送となるなど、4品目すべて減送となった。

扱別品目19年5月実績前年実績増減前年比
コンテナ農産品・青果物103110-793.4%
化学工業品150165-1591.0%
化学薬品107116-992.3%
食料工業品278298-2093.5%
紙・パルプ216230-1493.7%
他工業品120126-695.6%
積み合わせ貨物227230-398.4%
自動車部品73730100.1%
家電・ 情報機器3535098.5%
エコ関連物資47398120.9%
その他282289-797.7%
コンテナ計16381711-7395.7%
車扱石油412426-1496.7%
セメント・石灰石5764-789.2%
車両5860-296.9%
その他3846-882.6%
車扱計565596-3194.8%
合計22042307-10395.5%
※単位:千トン