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JR貨物・10月輸送、台風19号の影響大きく13.9%減

2019年11月13日 (水)

調査・データJR貨物が13日に発表した輸送動向によると、10月はコンテナが158.4万トン(前年同月比12.5%減)、車扱が62.9万トン(17.1%減)の合計221.3万トン(13.9%減)となり、「平成30年7月豪雨」の反動増がありながら、ことしの台風19号による減送が大きく影響した結果となった。

コンテナは、関東地区内でエコ関連物資の建設発生土輸送が順調に推移したほか、「平成30年7月豪雨」の反動で九州発着貨物の積合せ貨物、自動車部品が増加した一方で、ことし10月に発生した台風19号の上陸によって東北線・武蔵野線・中央線が不通となり、東日本の鉄道輸送を直撃。う回列車やトラック・船舶による代行輸送を実施したが、北海道の農産品・青果物、東北の紙・パルプ、関東発北日本向けの食料・工業品が大幅な減送となった。

車扱は、消費増税後の反動で石油が減送となったほか、台風19号による輸送遅滞などで17.1%の減送となった。

扱別品目19年10月実績前年同月比
コンテナ農産品・青果物16372.1%
化学工業品14088.1%
化学薬品10696.8%
食料工業品24186.8%
紙・パルプ18374.1%
他工業品10686.4%
積み合わせ貨物235102.6%
自動車部品66105.4%
家電・ 情報機器3088.6%
エコ関連物資46117.4%
その他26888.0%
コンテナ計158487.5%
車扱石油38376.7%
セメント・石灰石13193.9%
車両6484.4%
その他51114.5%
車扱計62982.9%
合計221386.1%
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