調査・データJR貨物が12日に発表した輸送動向によると、11月はコンテナが187万トン(前年同月比3.4%減)、車扱が76.3万トン(2.1%増)の合計263.2万トン(1.8%減)となった。
コンテナでは、関東地区内の建設発生土輸送が順調に推移し、エコ関連物資が27.8%の増送となったほか、積合せ貨物が関西・東北発の鉄道シフトが進んだことで2%の増送。農産品・青果物は北海道産のタマネギが好調で、前年を1.1%上回った。
一方、紙・パルプは、国内需要減少による販売不振や工場の設備不具合に伴って、10.3%の減送。食料工業品は、清涼飲料水・ビールが販売不振となったことから3.5%の減送となり、化学工業品は、輸出向けを中心に販売不振が続いたため、6.6%の減送となった。その結果、コンテナ全体では前年同月比3.4%の減送だった。
車扱は、11月に入って急激に気温が低下し、灯油を中心とした石油が好調な荷動きとなり、車扱全体では2.1%増送となった。