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鉄道貨物輸送量2.8%減、JR貨物・19年第1四半期

2019年7月18日 (木)

ロジスティクス日本貨物鉄道(JR貨物)が17日に発表した2019年度第1四半期輸送動向によると、第1四半期の輸送量はコンテナが518.1万トン(前年同期比4.2%減)、車扱が188.8万トン(1.5%増)の合わせて706.9万トンとなり、前年から2.8%減少した。

コンテナは、関東地区内の建設発生土輸送が好調でエコ関連物資が増加したが、そのほかの品目は前年を下回る結果となった。米中貿易摩擦の影響を受けた化学工業品と化学薬品のほか、北海道の昨年度産が在庫薄になるなどの影響を受けた農産品・青果物、九州向け清涼飲料水が低調な食料飲料水、国内需要が減少している紙・パルプ――などが大きく前年を下回った。いずれも5月・6月と継続して前年割れとなっていることから、減少傾向が続くものとみられる。

車扱は、石油が4月に気温が低い日が続いたことから灯油の需要が増加。工場の設備不具合の影響で一時落ち込んだセメント・石灰石も6月に挽回し、車扱全体では好調な荷動きとなった。

扱別品目19年度1Q実績前年実績増減前年比
コンテナ農産品・青果物342363-2194.0%
化学工業品479516-3793.0%
化学薬品337362-2593.1%
食料工業品913979-6693.2%
紙・パルプ635676-4193.9%
他工業品374395-2194.8%
積み合わせ貨物711718-799.0%
自動車部品220228-896.4%
家電・ 情報機器106109-397.4%
エコ関連物資14311528124.5%
その他921949-2897.0%
コンテナ計51815410-22995.8%
車扱石油1285123847103.8%
セメント・石灰石274275-199.8%
車両1891845102.4%
その他140162-2286.3%
車扱計1888185929101.5%
合計70697270-20197.2%
※単位:千トン