イベント日本郵船は25日、同社傘下のフィリピン船員配乗会社「NYK-FILシップマネジメント」がマニラ市内で創立30周年記念式典を開催したと発表した。同国各地から集まった船員とその家族ら1000人、日本郵船の工藤泰三特別顧問、現地パートナー会社の会長らが出席した。
NYK-FIL社は、日本郵船グループの運航船に乗り組むフィリピン人船員の研修・育成、配乗管理を担う会社として1989年に合弁で設立。現在は200隻以上の運航船にフィリピン人船員を配乗し、大型原油タンカー(VLCC)や液化天然ガス(LNG)船などハイリスク船の船長・機関長への登用も行われている。
工藤氏はあいさつの中で「ともに30年間という記念すべき節目を迎えることができてうれしい。船隊に優秀な船員を提供するという使命を果たし、安全な貨物輸送を通じて世界中の顧客の信頼を積み上げてきたことを非常に誇りに思う」と述べた。