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トッパン・フォームズ、旧大阪工場跡に新工場

2012年7月5日 (木)

ロジスティクストッパン・フォームズはこのほど、東日本大震災級の大地震に耐える構造と自家発電、対災害通信設備などを備えた「大阪桜井工場」を、大阪府三島郡島本町桜井に建設すると発表した。災害時に地域住民の民間避難所として機能させる。

 

同社の創立50周年記念事業の一環として68億円を投じ、震災後に初めて行う大規模工場建設となる。

 

築40年の大阪桜井工場は、老朽化が進んだために移転案もあった旧大阪工場の敷地に建設する。地元とのこれまでのつながりを考慮し、生産を継続しながら工期を2段階に分けて建設するスクラップ&ビルド方式で工事を実施する。

 

同時に周辺の3事業所(摂津、江坂、桜井)を1か所に集約し、一貫製造体制を整えて社内トップの高い生産性を実現する。

 

さらに、最新の高度セキュリティ技術導入により、堅牢な個人情報保護体制を構築する。トッパンフォームズでは、事業継続マネジメントシステムBS25999の認証を2010年に国内印刷業界で初めて取得、対象事業所は現在15か所に拡大している。

 

大阪桜井工場は、各種通知物の発行・発送を代行するデータ・プリント・サービス(DPS)を核に、顧客の業務プロセスを効率化・最適化するビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)の関西での基幹工場として運営する。竣工は2014年6月末。