ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

TBM、「ライメックス」世界展開へ第2工場着工

2019年8月27日 (火)

▲TBM多賀城工場の外観(イメージ)

国内紙やプラスチックの代替品として注目される日本発の新素材「ライメックス」の開発から販売までを手掛けるTBM(東京都中央区)は27日、宮城県白石市に続いて同県多賀城市に国内で2番目の生産工場となる「多賀城第二プラント」を着工したことを発表した。

ライメックスは石灰石を主な原料とし、木や水を使用せず石油由来原料の使用量を抑えたプラスチックの代替品として注目され、「吉野家」や「いきなり!ステーキ」「スシロー」など全国の飲食店でのメニュー表に採用されている。今回着工した多賀城工場は年間2万5000トンを生産する見通しで、ライメックス事業のグローバル展開に向けたモデル工場として国内生産量増が見込まれているほか、同社では20年冬の工場稼働開始時に60人を地元で雇用し、生産体制を構築するという。

多賀城工場概要
所在地:宮城県多賀城市さんみらい多賀城・復興団地
敷地面積:2万7500平方メートル
建物床面積7736平方メートル
新規雇用予定:稼働時までに約60人(数年内に約80人以上)
生産品目:石灰石を主原料にした紙、プラスチックの代替品
生産量:年間約25000トン
稼働開始月:2020年冬