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2020年度予算概算要求

自動車局関係、監査強化に向け37%増要求

2019年8月29日 (木)

行政・団体国土交通省が28日公表した2020年度予算の概算要求によると、自動車局関係は一般会計が19年度予算比21%増の24.1億円、自動車安全特別会計が9%増の588.8億円となった。

先進安全車(ASV)やドライブレコーダーの導入支援予算を12%増やすなど、自動運転技術の実用化を踏まえた安全確保策を手厚くするほか、自動車運送事業者に対する監査体制の強化に向けた予算も37%増で要求した。監査体制の強化では、監査から処分までにかかる期間を短縮するため、監査業務にタブレット端末を導入して効率化につなげる。

国交省は悪質事業者の排除に向けた事後チェック体制の強化を打ち出しており、経営許可の取り消しや事業停止、車両の使用停止といった行政処分後も改善状況を継続的に確認していくことになっているが、業務量が増えることで効率が悪化するのを防ぐ意味もあるとみられる。