認証・表彰ヤマト運輸は10日、京福電気鉄道(京都市中京区)とともに、第13回物流環境大賞で「路面電車を利用した低炭素型集配システムによる環境保護の取り組み」で物流環境特別賞を受賞したと発表した。
ヤマト運輸と京福電鉄が受賞した「路面電車を利用した低炭素型集配システム」は、京都市とともにCO2削減への貢献を目指す取り組みで、2011年5月から物流ターミナル-嵐山地区担当営業所間の一部輸送に京福電鉄の路面電車「嵐電」を利用し、嵐山周辺ではリヤカー付き電動自転車を活用して集配するもの。
現在は嵐山周辺以外の嵐電沿線でも同様の取り組みを行い、嵐電沿線ではできる限りトラックを使わない集配を実施中。また、「歩くまち・京都」をイメージしたデザインコンテストを開催し、その大賞デザインをラッピングした軽商用電気自動車を28台導入している。
ヤマト運輸は、昨年の安全・エコナビゲーションシステム「See-T Navi」の開発・導入で「物流環境負荷軽減技術賞」を獲得しており、2年連続の受賞となる。