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ONE、実務課題にスタートアップの技術導入

2019年9月5日 (木)

ロジスティクス日本郵船は4日、同社とウェザーニューズ(千葉市美浜区)、構造計画研究所(東京都中野区)の3社共同でシンガポールに設立したシンフォニークリエイティブソリューションズ(SCS)が、2月から8月までスタートアップ企業を対象にコンテスト形式のイベント「O3(オースリー)チャレンジ」を開催し、上位3チームを決定したと発表した。

SCS、オーシャンネットワークエクスプレス(ONE、シンガポール)、シンガポール国立大学のスタートアップ創出事業NUSエンタープライズの3者が共同運営にあたった同イベントでは、「ONEの実務上の課題」に対して14か国50社を超える企業から解決策の応募があり、6月27日に最終選考を行い上位3チームの受賞者を決定。決勝進出チームは、8月19日にONE本社で開催された謝恩パーティーでシンガポール海事港湾庁長官らの祝辞を受けた。

課題として挙げたのは、(1)リアルタイムにコンテナの状態を監視する技術(2)契約書などを自動または半自動でデジタル化する技術(3)船体汚損を防ぐ技術(4)船体検査に使用する大量の写真データを簡単に管理する技術(5)ベテランスタッフの経験で判断している船の空間管理を機械学習させる技術――の5つで、受賞者はそれぞれ5000、3000、1000シンガポールドルが贈られたほか、現在はSCSとONEと共同で提案したソリューションの本格導入に向けた検証を行っているという。

イベントの詳細URL