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山九、若手・女性の活躍など「ホワイト物流」宣言

2019年9月6日 (金)

環境・CSR山九は6日、国土交通省など3省が主導する「ホワイト物流」推進運動に賛同し、自主行動宣言を提出した、と発表した。

具体的な取り組みとして、海上・鉄道輸送へのモーダルシフトなどの物流改善のほか、下請法・独占禁止法に違反するおそれのある附帯業務料金の明確化・書面化、委託先の選定に働き方改革への取り組み状況や法令順守状況を考慮することを盛り込んだ。そのほか、独自の取り組みとして、女性ドライバー向けにトイレや更衣室などを拡充し、若手ドライバーの採用に積極的に取り組むことを合わせて宣言し、人手不足の解決に向けて女性・若手の活躍を促す方針を示した。同社では現在14人の女性ドライバーが活躍しているという。

同社は、8月22日にいわゆる「就職氷河期世代」向けの中途採用枠を3年間で300人分確保することを発表しており、2日には専用の支援ページを開設するなど、中堅世代の採用に向けても積極的な取り組みを始めている。

■具体的な取り組み項目
(1)物流の改善提案と協力
(2)船舶や鉄道へのモーダルシフト
(3)物流システムや資機材の標準化
(4)運送契約の書面化の推進
(5)運賃と料金の別建て契約
(6)下請取引の適正化
(7)契約の相手方を選定する際の法令順守状況の考慮
(8)働き方改革に取り組む物流事業者の積極的活用
(9)荷役作業時の安全対策
(10)異常気象時の運行の中止・中断
(11)女性ドライバー専用の施設充実
(12)若手ドライバーの積極的採用
(13)配車業務の効率化