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ヤマト、不適切請求で停止中の引越事業再開

2019年9月6日 (金)

ロジスティクスヤマトホームコンビニエンス(ヤマトHC)は6日、単身者向け引越サービスを刷新、17日から一部エリアで予約を受け付け、28日からサービスを再開すると発表した。同社は、法人向け引っ越しの不適切請求を端に2018年9月1日から全引越サービスを停止しており、現時点で家族向けと問題のあった法人向けの再開時期については明らかにしていない。

▲(出所:ヤマトHC)

再開にあたり同社は「全サービスの総点検を行い、引っ越しニーズを再分析して新サービスの規格を検討した」とし、従来の複雑なサービス内容と見積りを「抜本的に改善」。従来は見積りの根拠となる専用ボックス本数が無制限で、人を介した試算方法だったものを、新サービスではボックス本数を2本までに限定し、利用者の申告をもとにウェブサイト上で必要なボックス数を試算、受注を完結する「シンプルで手間いらず」のサービス規格に変更した。

北海道、東北、関東甲信越北陸、中部、近畿、中・四国、九州――の一部で再開するとしているが、当面は同一地帯内かつ限られた市区だけが対象となるため、現実的には限られた同一市区内の引っ越し利用にとどまるものとみられる。

▲単身者向け引っ越し再開の対象となる市区(出所:ヤマトHC)

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